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キムコについて
台湾の二輪メーカーである光陽工業は現在台湾に於いて
年間60万台の生産量を誇るトップブランドである。
2001年春から、日本市場への輸出を開始した。
同社は94年までホンダと技術提携し、
台湾国内で「ホンダ」ブランドで販売していた。
現在は「キムコ
(KYMCO)」のブランドで、
欧米など世界50カ国に年間約30万台を輸出している。

フロントビュー
これが我が家初の輸入車となる台湾生まれのスクーター、キムコルッカー50です。
大きなホイールが印象的な車両です。ちょっと太ったリトルカブの様にも見えます。
この大きなホイールと乾燥重量96Kgという重さのおかげで、かなり安定性が高いです。
低速から、高速まで安心して運転できます。
フロントビュー

すっきりとした中にも、凝ったデザインがされているフロント
決して派手ではないですが、適度におしゃれでいい感じです。
フロントディスクブレーキ

リアはドラムブレーキですが、フロントにはかなりの制動力を
持つディスクブレーキが装備されます。
実際かなり効きますし、このディスクブレーキに助けられた事も
結構あります。
メーター周り

まず、国産50ccにはついている速度警告灯がついてません。
それよりも、60Kmで作動するリミッターがついていませんので
メーターの最高値である、80kmまで出ます。
また、メーターパネル内に液晶時計が装備されています。
ヘッドライト

ライトにはマルチリフレクター式ヘッドライトを採用。
なお、ライトはエンジンONで点灯する常時点灯式。
キー周り

国産車では、ハンドルロックと同時にリアホイールをロックする
ものや、いたずら防止用のキーシャッター付のものが
ほぼ標準でついてきますが、ルッカーはご覧のように
ハンドルロックのみです。
コンビニフックとフロントインナートランク

コンビニフックとキー付きの小物入れを装備。
しかし、小物入れの右側にはバッテリーが陣取っているために
左側のわずかなスペースしかない。
右側ハンドル

右側にはセルスタータースイッチとアクセル、
前輪用ブレーキがあります。
なお、ルッカーには標準でメッキミラーがついてきますが
保管場所がかなり狭く、あちこちぶつけて傷をつけるのを避ける
為に、ホームセンターで買ってきた
樹脂タイプのものに交換しています。
左側ハンドル

左側にはプッシュキャンセル式のウインカーとライトの
HI/LO/パッシング切り替え用のスイッチ、ホーンスイッチ
後輪用ブレーキがあります。
メッキフロントグリル

中には強力なホーンが入っています。
フロントカバーを外した状態

表一本、裏二本のネジを外してからプラスチックのピンジを
裏から押し出しながら外します。
外してみたので一応写真を撮ってみました。


リアビュー
キムコ製スクーターの特徴である、リアが引き上がったデザインはルッカーにも引き継がれています。
やはり、50ccには見えない存在感が好きですね。
実際、海外ではほとんどサイズを変えることなく、最大150ccエンジン搭載車もいる訳ですから
そう見えるのも、当然かも知れません。
リアビュー

さりげなく個性を主張するリアビュー。
プラグレンチ

ルッカーについてきた、唯一の車載工具のプラグレンチ。
せめて、プラグ交換用ハッチを開けるためのドライバーか
レンチはつけてほしかった。
よく見たら、なかにドライバーが入ってました。スミマセン。
メットインスペース

メットインスペースは一応あるものの、中には半キャップしか
入りません。当然僕のようなオープンフェイスタイプのヘルメットは
入らないので、ここはただのトランクルームと化しています。
ちなみに左上がガソリンタンクのキャップで左下がオイルタンクの
キャップです。ちなみにルッカーは2ストです。
エンジンルーム
右上がオイルタンク、右下が樹脂製のガソリンタンク容量は5.8L。
中央に見えるのがエンジン。

メットホルダー

メットインスペースには半キャップまでしか入らないため
それ以上の大きさのヘルメットは、メットインスペース前方に
設置されたメットホルダーに取り付けます。
ちなみに取り付けた状態が、下の写真。
シートはキーロック付ですので、
これで一応ロックができた事になります。
プラグ交換用ハッチ

ここを開けて、プラグ交換を行います。
リアキャリア

積載性よりもデザインを優先させたような、リアキャリア。
サイドスタンド

サイドスタンドも標準で装備しています。
しかし、なんだか頼りないので
普段はセンタースタンドを使用してます。
キックペダル

エンジンの始動はセル、キック併用式です。
ルッカーの場合、いつ何が起こるか分からないので
始動方式が2つあると安心です。
マフラー

台湾の排ガス基準は世界一厳しいと言われます。
そのため2ストと言えど、走行中ほとんど白煙を吐きません。
しかし、なんだかちょっとうるさい気がする。
テールライト

テールライトは独立型となり、またクリスタル調の綺麗なライトです。
また、このルッカーにはナンバー灯がついてきません。
ウインカー

前後共にテールライト同様、クリスタル調の綺麗なライト。
取り扱い説明書

輸入車であるということを痛感するところ・・・全部英語。
しかし図が分かりやすく、単語を理解すれば何とか理解できる。
台湾語じゃなくてよかった。


ヘルメット
ヘルメットは雨天時の使用を考慮してこれにしました。アライ製のSZ-RAM2。
運転の時のみならず、朝の寝ぐせ直しにも活躍中。
通常では、ライトスモークシールドが装着されていますが、スモークシールドに交換しています。
ディフューザーシステム

インテークダクトにシャッター機能を備え、天候や季節など走行条件
に合わせてベンチレーション効果を自由に調節する事ができます。
またセンターには、ICダクトが装着され、各シャッター全開時の
吸排気バランスが最適になるようにセッティングされています。


 ルッカーのここがいい 
まず、デザイン。さすがはヨーロッパで人気があるためおしゃれである。
また、大径ホイールのおかげで安定性がかなりいい。
そしてあまり大きな声ではいえないけれど、ノーマルで最高速度80km出るところ。

 問題点 
まず、半キャップしか入らないメットスペース。ハンドルロックしかない防犯装置。
大径ホイールのため、あまり小回りが効かない。
50ccにもかかわらず乾燥重量96kgとかなり重い、押していて疲れる。



主要諸元表
形式 BA10AD
全長 1,850mm
全幅 685mm
全高 1,075mm
軸離 1,270mm
乾燥重量 95.5kg
エンジン形式 空冷2ストローク単気筒
ボア×ストローク(mm) 39×41.4
排気量 49.5t
圧縮比 10.3+/-0.2
圧縮圧力(kg・cu) 11.8+/-2
最高出力 3.80kW[5.17ps]/7,000rpm
最大トルク 5.5Nm[0.56kg-m]/6,500rpm
点火方式 CDI
始動方式 キック・セル
燃料タンク 5.8g
変速機形式 CVT
タイヤサイズ(前) 80/80-16 45P
        (後) 100/80-16 56P
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
        (後) リーディングトレーリング



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